宝石印について

石の彫り方

字入れ

お客様よりご注文いただいた書体にて、1本1本字入れをしてまいります。
ご印鑑で最も基本となる大切な作業です。

宝石印をサンドブラスト(細かい砂のようなものを噴射して彫る方法)にかけるために、マスキングを作ります。
文字の部分だけが残るように、レーザーを使って精密にカットしていきます。

他の部分に砂が当たって傷が付かないようにマスキングをほどこします。

彫刻

サンドブラストを使って彫っていきます。
サンドブラストという機械で、細かい砂のような研磨材を勢いよく噴射し、少しずつ丁寧に彫り込んでいきます。
印材が傷ついたり割れたりしないため、非常に綺麗に彫り上がります。刃物を使わず、砂のような研磨材で彫刻
されていくため、印面はなめらかで透明感のある仕上がりとなります。

つや(印底)について

つや

当店の宝石印は、天然石(一部印材を除く)を使用しておりますため、
柄やツヤが1本、1本違い、固有の輝きを持っております。そのため、
お手元に届いた商品が商品写真とイメージが違うことがございますが、ご了承ください。

つや(印底)について

天然石と人工石の違い

天然石とは、人工的な手段を使わず、自然界で生成された宝石のことを言います。大きな石から印鑑として宝石
を切り出すため、柄や色合いなどは様々です。
人工石とは、天然石と全く同じ成分の内容と構成で作られた宝石です。人の手は介しているものの、天然石と
まったく同じ組織をしているため、天然石と遜色はございません。
巷では、見た目こそ宝石のように見えるものの、天然石とは全く成分の内容や構成が違う「人造品」「模造品」
もございます。お気をつけください。
当店では、人造品・模造品は一切使用しておりません。

印底(お名前をお彫りした、印鑑底部のこと)

印底(お名前をお彫りした、印鑑底部のこと)

サンドブラストという技術によって彫られた印面は、滑らかで美しく、
宝石の美しさを損なうことはございません。
当店で取り扱っている宝石印の印底部分には、特殊な加工を施し、
彫刻・低部部分の研磨つやだしを行っています。

硬度について

モース硬度 ヌープ硬度 宝石名
10 5500~6950 ダイヤモンド
9 1600~2000 サファイア/ルビー
8 1250 トパーズ
7 710~790 クォーツ/ハンマー(7)
6 560 ムーンストーン/ナイフ(6.5)
5 430~490 アパタイト/ガラス(5.5)
4 163 フローライト(蛍石)/鉄くぎ(4.5)
3 135 カルサイト/銅貨(3)
2 32 石膏/爪(2.5)
1 0 滑石

靭性について

保管やお手入れ方法

宝石の輝きを失わせずに、永く付き合っていきたい場合、
日頃のお手入れが欠かせません。
取り扱いのご注意点やお手入れ方法をご案内させていただきます。

保管やお手入れ方法

保管について

ステップ1 ~使用したら、拭くを習慣に~

ご使用後は、ケースにしまう前に必ずやわらかい布などで印材をキレイに拭き取ってから保管して下さい。
宝石の輝きが損なわれずに長持ちします。

ステップ2 ~個別に保管~

ダイヤモンドは硬度10。それに対し、クリスタルは硬度7、18金などの貴金属に至っては硬度約4.5です。
このため、他の宝石と一緒に保管してしまうと、硬度の弱い宝石は傷付いてしまう恐れがあります。
使用後は必ず印鑑ケースにしまい、他の宝飾類とは別に保管されることをオススメいたします。

※宝石は、硬度は高くても急な衝撃には弱いため、落としたりぶつけたりされますと、欠ける場合がございます。
くれぐれも取り扱いにはご注意下さい。

宝石印をご注文の最短納期の目安

○ 約10日~2週間の納期となります(石材の流通、彫刻技師のお仕事の都合による)。
○ 概算の納期をご希望の方は、各店舗選任スタッフまでお問い合わせ下さい。

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